【一般気象学】物理・数学が苦手な受験生におすすめ教科書【独学にも】

天気予報の専門家・気象予報士。気象予報士試験は合格が難しい試験と言っても過言ではありません。

そんな気象予報士試験の合格を目指すならば、ユーキャン気象予報士講座など通信教育を利用するのがおすすめです。

もっとも気象予報士の勉強は数学や物理の知識が必要となるため、完全な文系の方には最初のうちはハードルが高いかもしれません。

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小倉義光先生の「一般気象学」とは?

そのような文系の方、また独学で気象予報士試験の合格を目指す方には、小倉義光先生が執筆された「一般気象学」がおすすめです。

この「一般気象学」は今から15年以上前に発行された書籍ですが、ネット上では評価が高いように思われます。

その理由は、「おもしろく気象学を学べる点」です。ここ「一般気象学」の商品説明について見てみましょう。

内容紹介
「気象学のバイブル」とも評されるロングセラーテキスト。大気の構造から放射、降水、大気力学まで、平易でコンパクトな解説はそのままに、今回の補訂版では地球環境問題に関する記述をアップデートする。気象予報士試験のための知識を身につけるうえでも最適。

【主要目次】
序章
第1章 太陽系のなかの地球
第2章 大気の鉛直構造
第3章 大気の熱力学
第4章 降水過程
第5章 大気における放射
第6章 大気の運動
第7章 大規模な大気の運動
第8章 メソスケールの気象
第9章 成層圏と中間圏内の大規模な運動
第10章 気候の変動
付録 1 よく使う単位 2 天気図に使う記号 3 よく使う数値

【著者既刊】
●小倉義光『日本の天気』(東京大学出版会)

引用「一般気象学 第2版補訂版|アマゾン」

いかがでしょうか。この商品説明にもあるように、初学者向けのテキストとなっています。

実際に「一般気象学」の中身をご覧になって頂けるとお分かりになると思いますが、高校卒業程度の物理学と数学の知識で気象学が学べる仕組みなっています(もちろん高校卒業程度の知識がない方は、市販の参考書や、また最近ではユーチューブで分かりやすい解説動画があります)。

もちろん気象予報士試験対策の通信講座では分かりやすく解説されていると思います。ですが理系の知識に疎い文系の方がいきなり学習を開始するとなると大変です。本書を読んでおくだけでも結構違うと思います。

受験生
受験生

高校卒業程度の物理と数学なら、何とかいけそう!

口コミと評判は?

この「一般気象学」の口コミと評判をネット上で探していましたら、このような記事がありましたので紹介します。

口コミ
口コミ

一般気象学=小倉義光は必携です。ユーキャンのテキストの元になっている図書です。(引用:ヤフー知恵袋

ユーキャンの気象予報士講座は有名ですが、その元になっていると回答者の方は話されています。

気象予報士試験の「聖書」との声も

口コミ
口コミ

予備知識をつけるなら、気象予報士試験の「聖書」と言われている「一般気象学」がオススメです。とても面白くとても難しい本です。(引用:ヤフー知恵袋

どうやら受験の方の中には『気象予報士試験の「聖書」』と読んでいる方もいるようです。またネット上でのレビューや評価も高いようです。

こんな熱い感想も

Snow:『一般気象学』(東京大学出版会)は、
 絶対に購入しておいたほうが良いと思います。
藤田:小倉義光先生のご著書ですね。
Snow:「気象予報士塾」の講師という視点から見て、この本はいかがですか?
藤田:この本の素晴らしいところは、
 初歩的な気象学をとても丁寧に解説してあることです。
Snow:気象のバイブル的な書籍ですね。
藤田:私は著者の小倉先生にサインしていただきましたよ。(笑)
 ただし、この本は「気象予報士試験対策本」として、
 出版されたものではないですから、
 例えば、一般知識試験の「気象法規」や専門知識試験の範囲は、
 他の書籍で勉強する必要がありますね。
 あと、特に初めて気象を学ぶ方にとって、
 『一般気象学』は難しすぎる部分もあります。
 途中で挫折しないためにも、ナツメ社から出ている、
 『気象予報士試験 徹底攻略テキスト 改訂第2版』で、
 勉強されるのも良いかと思います。
Snow:それは言えてますねー。
 初めて気象を学ぶ人には、俗に「試験対策本」と言われるもので、
 かつ図や写真が多く載っているものをお勧めします。
引用ヤフー知恵袋

(注、「藤田」とは、藤田真司の気象予報士塾を運営する藤田先生のことです。)

まだまだ続く絶賛の声!

一般知識→一般気象学
・王道です。何度も読み返すこと。この本は試験と直結してると思います。

専門知識→気象予報士 かんたん合格テキスト 学科専門知識編
・非常に役に立ちました。実技にも。何度も読み返す。確かに点数が伸びました。

実技→通信講座等をお勧めします。

引用ヤフー知恵袋

独学受験生にもおすすめ!

口コミ
口コミ

(独学におすすめの教科書は?)
一般知識→一般気象学
・王道です。何度も読み返すこと。この本は試験と直結してると思います。(引用:ヤフー知恵袋

もっとも「一般気象学」は本格的な試験対策学習の初期に利用するのがおすすめです(著書の小倉義光先生は数式をできるだけ使わずに気象学を説明しようとしている)

したがって本格的な試験対策には通信講座のテキストや問題集などを中心に、何度も繰り返すことが大切です(これは気象予報士試験に限らないことですが)。

こんな受験生の方におすすめ
  • わかりやすい入門書が読みたい。
  • 大学レベルの物理学や数学は苦手。
  • 全体像を早く把握したい。

【まとめ】分かりやすく、楽しく学習できる

いかがでしたでしょうか。今回はおすすめ書籍として小倉義光先生の「一般気象学」を紹介いたしました。本書は分かりやすく、また楽しく学習できる点が特長です。

気象予報士試験は合格までに数回受験される方も少なくありません。このようなハードな受験生活を乗り切るのは「楽しく学習する」点かもしれません。この点からも「一般気象学」は受験生の方におすすめと言えるでしょう。

解答速報でイメージをつかむ!

なお気象予報士試験を受験された方はもちろんですが、これから(次回の)気象予報士試験に挑戦される方は、解答速報(※)をご覧になっておくと良いでしょう。

「試験終了後はこんな感じで解答状況を確認するんだ」という本番のイメージを持つことで、早い時期から本試験を意識した学習ができると思います。

※気象予報士試験の解答速報は、ユーキャンなど大手スクールで実施される予定です。

また試験対策の学習を開始された方ならば、現在学習している内容がどんな形式(難易度などレベルも含む)で出題されるのか分かると思います。

気象予報士試験に限りませんが、ゴール(最終合格)からの逆算のイメージが大切です。解答速報の確認は、そのイメージ作りにも役立つのではないでしょうか。

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