賃貸不動産経営管理士試験の合格を目指す最終ステージが「模擬試験」です。
本番と同様に制限時間内に解答することで、本試験のシミュレーションになります。また「弱点分野の発見」にも役立つでしょう。
そんな模擬試験には「書籍タイプ」と「スクールが実施する会場受験タイプ」があります。書籍タイプのメリットして、次の点があります。
- 費用が安い
- 自宅などどこでも受験ができる
そしてデメリット。
- 成績処理がない
賃貸不動産経営管理士試験は毎年合格ラインが変わる「相対評価」の試験です。したがって成績処理のある会場受験タイプの模擬試験は、少なくとも1回は受験しておきたいところです。
また出題予想も兼ねています
そうですね、各社とも腕の見せ所です。特に2020年以降の本試験は出題数も10問増え、従来の過去問にはなかった分野(論点)からの出題も予想されます。
ぜひ模擬試験を利用して「実力把握」と「出題予想」に役立ててください。
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おすすめ模擬試験(書籍タイプ)
ここからは書籍タイプの模擬試験をまとめます。各社ともに出題予想を兼ねており、スクール実施の模擬試験よりも価格が安いので、余裕のある受験生の方は複数の模擬試験を利用するのもおすすめ。
【LEC】出る順 賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試、おすすめ度は⭐⭐⭐⭐
大手資格予備校のLEC賃貸不動産経営管理士講座による出題予想模試です。
何が凄いかって?書籍タイプの模試でありながら、「Web無料採点サービス(成績表閲覧・解説動画)付き」である点。普通はありません。
賃貸不動産経営管理士試験は相対評価で合格が決まるので、他の受験生との順位が大切です。この点で、成績が分かるのは助かります。
この他にも「さすがLEC!」という工夫が。まとめると、
- シミュレーションとしては十分な3回分を収録
- LECオリジナルの新作問題なので、過去問をマスターしてしまった方におすすめ
- 出題が予想される「最重要テーマ10(ヤマ当て、出題予想)」を収録
本試験をあてる TAC直前予想模試⭐⭐⭐
こちらも賃貸不動産経営管理士講座を開講する大手資格スクールのTACによる書籍です(発行はTAC出版)。
「本試験を当てる」という書籍のタイトルにもあるように、10月の本試験の予想をズバリ行うものです。
模試の収録回数は3回分。1回目で力試し、2回目は時間配分の検討、そして3回目は総仕上げなど、受験生の方の進み具合によって柔軟に利用してください。
解説も詳しいです
そうですね。模試を受けて「受けっぱなし」これが一番悪い。間違った問題をフィードバックして、テキストで論点を確認する、これが合格への鉄則です。
ユーキャン「速習テキスト」、模試は1回分⭐⭐
通信教育の大手・ユーキャンによる「速習テキスト」です。「テキスト」「演習問題」「模擬試験」の3つで構成されています。
演習問題として過去問、○×確認テスト、実力チェック問題が収録されています
このようにさまざまタイプの問題演習を通じて実力が付いたら、最後に巻末の模試を受験されてみてはいかがでしょうか。
取り外し可能なので、制限時間を設けて本番のつもりで受験されると効果大です。
日建学院、レベル別に3回分を収録!おすすめ度は⭐⭐⭐
賃貸不動産経営管理士講座を開講する日建学院による予想問題集です。
- 出題予想を兼ねた模擬試験
「予想問題集」という書籍のタイトルにもあるように、いわゆる過去問題集ではなく、全問新作の予想問題集です。
したがって出題予想も参考になりますが、「過去問は覚えてしまった」、そんな受験生の方におすすめです。新作問題で実力確認にも最適です。
- 模擬試験は3回分「基礎」「標準」「難解」
この予想問題集ですが、3回分の予想問題(模擬試験)を収録しています。
しかも同レベルの問題が3回分ではなく、「基礎」「標準」「難解」とレベルアップができるように構成されています。
したがって例えば、学習を1周終えた9月に「基礎」を、過去問を繰り返しマスターしている最中の10月に「標準」を、本試験直前の11月に「難解」を、などご自分の学習ペースに合わせた使用方法が考えられます。
- 独学にうれしい「過去の出題分析」「分野別攻略法」
通信講座などスクールを利用されている方は心配はありませんが、情報が少なくなりがちな独学受験生。
本書では「過去の出題分析」と「分野別攻略法」を掲載しています。模擬試験を受ける前に、攻略法を読んでテキストを確認しておくといいでしょう。
そして「目的の分野がしっかり正解できたか」など、フィードバックも大切です。
また「重要数字攻略ドリル」も。試験に出そうな数字を覚えたい受験生の方におすすめ
【まとめ】市販の過去問題集の次は、会場受験の模擬試験へ!
ここまで書籍タイプの模擬試験についてまとめてきました。
価格も安く利用しやすい書籍タイプの模擬試験ですが、記事の冒頭にも書いたように「成績処理」がされません。
賃貸不動産経営管理士試験は相対評価で合格が決まる試験、つまり他の受験生の方との比較が大切です。ぜひ成績処理、合格可能性が分かる会場受験タイプの模擬試験の利用をおすすめします。